問 猿被害について個体数1000頭、群れの数17群、頭数、被害額ともに横ばいと答弁があったが、私は増加傾向にあると思う。大型檻、GPS機器を使った行動把握などされているが、猿被害に対して対策のバージョンアップは。
建設農林課長 大型檻の増設を1基行った。町内に5基の移動式大型檻が設置されている。今後も個体群調査、大型檻の増設、有効な駆除、防除システムを研究・調査検討していく。捕獲してGPS機器を取付けることも難しい現状がある。箱罠による捕獲も実施しているが、許可捕獲数までは実績が上がっていない。
問 緩衝帯整備が施された場所は地域住民で維持することが大切だが、高齢化にともない危険な作業になってしまう場合がある。猿が移動してくる立木の除伐も緩衝帯整備で対応できるのか。
建設農林課長 原則として整備した緩衝帯は地域で管理維持を継続していただきたい。立木は地域から要望をいただき、現場を確認し対応していく。
指定管理制度
問 指定期間の途中で倒産、事業撤退する事案が2事業者であった。町は経営には関与しないということだが、この件を受けて指定管理事業者との関係性で変わった点はあるのか。
総務課長 事業者の経営状況を改善していくのは町としては難しい。
問 マイアスキー場は後継事業者が名乗りを上げ、無償譲渡の方向で進められている。未だ公募に対して応募が無い御岳ロープウェイ、御嶽山黒沢口について考えは。
観光商工課長 夏場の大きな観光産業であることに間違いはない。御岳ロープウェイを利用した御嶽登山の効果も大きく、重要な御嶽山の輸送手段として認識している。