さらなる議会改革を目指して

~議会モニター8名でスタート~
 木曽町議会が議会モニター制度を導入して2年が経過しました。議会モニターは議会の傍聴や議会だよりの感想、そして議会に対する意見や要望をしていただき議会力・議員力の向上と情報発信力強化を目指しています。
 その成果として、モニター会議で出された意見を受けて、「議会基本条例の改正」と「議員の長期欠席等に係る議員報酬等の特例に関する条例」を議員発議で6月会議に提出し可決されました。また、3期目の今回は8名の方になっていただきました。これからも議会はモニターの皆さんの意見を聞き、議論を交わしながらさらに議会改革を進めてまいります。令和5年度を振り返って感想をいただきましたので紹介します。
議会改革委員長 中村博道
令和6年度 議会モニター
(任期 R6.6.1~R7.5.31)
海老澤匡子さん(福島)   新規
目黒 峰人さん(開田高原) 新規
水野  厚さん(開田高原) 新規
児野光九仁さん(福島)   2年目
牧口 祐子さん(日義)   2年目
寺内  健さん(開田高原) 2年目
三浦 真一さん(福島)   3年目
今井 昌秀さん(日義)   3年目

令和5年度を振り返って

野田のだ 一男かずお さん(日義)
もっと町民の願い聴く議会に
 議会モニターに参加して、木曽町の地域全体が均等に発展することが大切だと感じた。また、若い人たちは故郷を離れ県外などに出ていき、今後も高齢化が進む。こうした中で次の2つを要望したい。
① 高齢者が楽しめるような交流会やサロンの場づくり
② 働く場所の確保(工場誘致、農業法人設立など)
 我が町が意見(町民の声)・実行(研究)・発展(出発、開発)できる町になることを期待します。
三浦みうら 真一しんいち さん(福島)
議会と町民との距離感
 議会モニターとして参加させていただき有り難うございました。モニターという視点から一般質問や審議など議員の皆様の活動に触れ、議会の大切さを深く感じました。モニターの立場から議会に立ち会うことになり議会への関心や議会の見え方が変わりました。町民の皆様、議会に興味が持てるようになる議会モニターに参加されてはいかがでしょうか。
児野ちごの 光九仁みつくに さん(福島)
分かりやすい質疑に期待
 今年度初めて議会モニターに参加しました。仕事の都合上、フル参加できなかったことが悔やまれます。
 以前より気になっていたのが、町民に分かりやすい質疑・応答がなされているのだろうか、という点です。議員の質問の中に専門用語がちりばめられ、質問の内容が理解できないケースがありました。傍聴中、スマートフォンで用語を検索しながら理解していました。分かりやすい質疑に期待します。
寺内てらうち けん さん(開田高原)
議会のさらなる周知・広報を
 傍聴は「自分たちの町のことは自分たちで決める」それを体験できる場であり、モニターとしてさまざまなことを学ばせていただきました。議会だよりは分かりやすく見やすい紙面となり“町の動き”を手軽に把握できる素晴らしいものだと感じました。一方、YouTube等の登録者数も増えず、議会に対する一層の周知が必要と感じました。
今井いまい 昌秀しょうしゅう さん(日義)
町の関係人口充実に活路はないか?
 消滅可能性自治体が公表され、木曽町もリストアップされた。人口が1万人を切り、5月時点での新規移住者は110人。町内人口の居住実績を伸ばすのは容易ではない。人口動態はやはり町の根幹に関わり、議事の中でもよく扱われる。そこで、町の関係人口の推移の内、20代から40代の現状は? 辰野町では小規模起業家を受け入れ、関係人口から定住人口への移行に成功している。議会としても関係人口の充実を図る施策の提案はできないか?