下島里美

下島しもじま 里美さとみ

小児科診療の縮小は大きな不安だ

町長 町・郡も一緒に対応していく


 木曽病院の小児科が休日・夜間・入院に対応できなくなる。保護者等の大きな不安だ。

町長 木曽病院からの具体策を補完する形で町・郡が一緒に対応し不安等を軽くできるようにしていきたい。

 医師が勤務を続けられる環境を緊急に。

町長 医師の働き方改革や若い医師の意識等、社会的状況の変化は非常に厳しいが、木曽へ来てよかったと思ってもらえるように木曽広域連合で検討を始めている。行政だけでなく、住民からもそうした動きが形になれば非常に嬉しい。

 なんてんの里が閉鎖される方針だ。利用者の移動先が民間の場合は負担増分の支援を。

保健福祉課長 なんてんの里の全ての利用者が他の組合施設を利用できるよう考慮し、閉鎖が提案されている。支援は考えていない。支援が必要な際は、郡全体で組合事務局へ働きかける。

町長 松塩筑木曽老人福祉施設組合は、複数施設を閉鎖しても厳しい財政が続くため、構成自治体が利用者数に応じた負担をする検討がある。運営の方向性が見えたら利用者等のことも取り組んでいく。

小児科診療が縮小される木曽病院
小児科診療が縮小される木曽病院

クマ対策

 環境省は、特定区域に入ったクマを自治体の判断で捕獲できる『ゾーニング管理』を推奨している。申請する考えはあるか

建設農林課長 有効だが4区域の設定が必要で山が人家に隣接する場所も多く区域分けが難しい。関係機関と協議し検討したい。

 猟友会の仕事は極度の緊張や危険で非常に厳しい。特段の配慮を。

建設農林課長 高齢化が進み駆除実施体の編成に苦労する状況もある。まずは猟友会員、駆除実施隊従事者の確保に努め、人的負担の軽減につなげたい。