中村博保

中村なかむら 博保ひろやす

重層的支援体制整備」への取り組みを

保健福祉課長 ワンストップ窓口化など取り組んでいる

 「生活困窮者自立支援制度」の取り組み状況は。

保健福祉課長 「生活就労支援センターまいさぽ」で支援を行っている。令和5年度の当町の利用は45件である。

 「重層的支援体制整備事業」への取り組みを。

保健福祉課長 町では現在、ワンストップ窓口化を行い、介護・障がい・子育て・生活困窮の各分野において複雑化、複合化する生活課題に寄り添い、きめ細やかで包括的な支援を行い、問題解決に取り組んでいる。相談支援を中心となって担う専門職の確保が特に課題である。

 「新たな事業の全体像」については。

保健福祉課長 先進的に取り組んでいる自治体の事例を参考に、地域特性等にあった支援の在り方について研究していく。

「重層的支援会議及び支援会議」については。

保健福祉課長 支援会議は個別のケース対応を行っている。重層的支援会議に代わるものとして福祉事務所などと連携し、今後も開催を予定している。

 役場庁内外との連携体制も極めて重要である。各支援機関や地域住民なども含め、町全体で包括的支援体制の整備が必要だ。

保健福祉課長 庁内では各課が常に連携した対応をしている。その他の場合も必要に応じて関係機関や地域との連携により取り組むための支援体制は整っている。

 さまざまな課題を乗り越え、制度の壁を突破して丸ごと抱える包括的支援体制を作るための事業だ。町長のリーダーシップで取り組みを。

町長 人材の確保など、小さな自治体では取り組みが難しい。郡全体で連携しながら何ができるか検討したい。

まいさぽ木曽(大桑村民体育館内)
まいさぽ木曽(大桑村民体育館内)