議会モニターの声

議会初の試みとして導入したモニター会議ですが、7名の方に1年間それぞれの状況に合わせて活動していただきました。会議での意見交換は、私たち議員にとっても大変参考になり有意義なものでした。今回、モニターの皆さんから意見や感想をお寄せいただきました。今後、議員個々の資質の向上に努め活動をさらに強化してまいります。
議会改革委員長 中村博道
青木あおき つとむ さん(日義)
ブレーンを活用する制度必要では
 木曽町議会基本条例では、議会や議員の役割は多岐にわたっており、現在の議員定数では複雑な行政への対応は困難であると実感しました。私は今後、議員個人の各種調査や専門分野の状況把握のためにブレーンを活用する制度が必要ではないかと考えています。
回答 専門的で複雑な行政へ対応するためには、議員の政策形成能力や立案能力などが求められます。そのためにはブレーンを活用することも含め、政策について調査研究ができるように政務活動費についても検討してみることが重要だと考えます。
今井いまい 昌秀しょうしゅう さん(日義)
人口減少対応型の視点もいるのでは
 導入初年度の一番の仕事は、「議会モニターって何する人か」を交通整理することだと痛感しました。運営改善か、議員活動の点検か、傍聴による町政の理解か、あるいはその全部か。また、人口減少否定型の施策から人口減少対応型の視点もいるのでは。
回答 議会モニターの仕事は、人によってそれぞれで良いと思います。また、日本中で少子高齢化が進み、どこの自治体でも人口減少を大きな課題としてさまざまな施策を展開しています。そういう中で、少ない人口でも地域や人が輝く取り組みや視点も大切だと思います。
白石しらいし 善通よしみち さん(福島)
町民との対話 不足しているのでは
 町民が生まれてから死ぬまでお世話になる役場の業務について、その予算や決算が議会の承認が必要であり、それを審議することは大変な仕事であるとの認識が薄かったと反省しています。また、その役割について町民との対話やPRが不足しているようにも感じています。
回答 議会と町民との対話不足は大きな課題です。今までコロナ禍もありさまざまな事業を実施できませんでした。今後は子ども議会の開催をはじめ区長会や消防団など各団体との意見交換などを積極的に行い、議会活動をPRしていきたいと考えています。
三浦みうら 真一しんいち さん(福島)
定例議会 直接傍聴できず残念
 今年度1年間、議会モニターをやらせていただきました。モニターという視点で議会を観ることにより、町政や各議員さんの活動や質問に注目することができました。それにより議会により深く興味や関心を持つことができました。
 ただ、会社員でしたので定例議会を直接傍聴することが、なかなかできなかったことが残念でした。
回答 モニターをやられたことで議会に感心を持っていただき有り難く思います。休日議会の開催については、今後検討させていただきたいと思います。
小川おがわひとみ さん(福島)
議会の仕組みや町の課題知る
 私は、かつて祖父が町議会議員をしていたことから議会への興味を持ち、議会モニターに参加しました。モニター制度をきっかけに議会へ足を運び、議会の仕組みや町の課題を知ることができ、勉強になりました。
回答 令和5年度も議会モニターに応募いただき、さらに議会や町の取り組みを学んでいただきたいと思います。そして、若者や女性の立場からさまざまなご意見やご提言をお願いします。
服部はっとり 泰英やすひで さん(開田高原)
議会以外での議員活動知りたい
 議会モニターで一般質問や審議を傍聴し、町のことが決まるプロセスの一部を実際に見ることができました。今後は、議会自体の仕組みや議会以外での議員さんの活動などが知れたら、より議会モニターという試みが意義あるものになると思います。
回答 「議員が日頃どんな活動をしているのか分からない」という声はよく耳にします。議員自らが現場へ足を運ぶことがとても重要ですので今後、さまざまな機会をとらえ町民の皆さんと意見交換を行いたいと考えています。
田中たなか 元彬もとあき さん(福島)
町民に議会の姿広まればうれしい
 議会の現場、町の意志、政策決定の一部の過程を見られたこと、とても得難い経験でした。自分の生活がどのように支えられているか大変勉強になりました。議会及び議会モニター関係者の皆様に感謝いたします。多くの皆様に町や議会の姿が広まればうれしいです。
回答 議会モニターを通じて多くのことを学ばれたとのこと、とてもうれしく思います。議会活動がもっと多くの町民に浸透するように、これからもさらに努めてまいります。