問 木曽町の重要課題は人口減少への対応である。定住人口をキープすると共に、他地域から人を呼び込む関係人口増加も重要なテーマである。幸い、町には“雪灯りの散歩路”等の有名なイベントがあり、中でも町所管の実行委員会をもつ“木曽音楽祭”は有名である。この催しに対する町の考えを聞きたい。これまでの48回開催の観客数は。
生涯学習課長 直近状況のデータでは、平成27年から令和元年までは約1600名、コロナ禍の昨年は1300名の入場者であった。その内訳は町内12%、県内11%、県外77%で、この傾向は以前からも同様であり交流人口の確保に貢献している。町主催となった昭和60年の第11回は1047名、第25回から第30回の間では、会場が満席となる状態であった。
問 外部の人に来て頂く手法は。
生涯学習課長 音楽雑誌への掲載やHPでの告知、他音楽ホールでのチラシ配布等であるが、広報に関しては支援者から他の提案もある。
問 音楽祭はコンサート以外に、会場への道案内や周辺レストランでの会食等観客者サービスも必要である。何か対応はとっているか。
生涯学習課長 今は食事ボランティアなど町民の協力で成り立っている。今後も町民のご協力を得ながら町全体で盛り上げる催しにしたい。
商工観光課長 観光面から見ても大きなイベントである。今後、関係組織と連携し、おもてなしの精神で取り組んでいきたい。
問 町の政策としてはどう対応していくか。
町長 これまで同様、町民の方と一緒に盛り上げていきたい。交流人口に対して貢献している事業でもあり、この音楽祭を重要視して継続していきたい。また小さい子どもの参画も重要と考えている。