みよし市行政視察 報告

今後の交流のあり方などについて調査
「みよし市友好の森」活用など
交流を通じた政策提言必要


◯所管事務調査日
 令和6年2月1日~2日
◯出席議員
 千村 孝男
 中村 博道
 松井 淳一
 原田 徹哉
 藤田 昌弘
 大目富美雄
 栩本  力

調査の目的

 愛知用水の要となる「牧尾ダム」建設のため昭和33年、三岳村の和田・黒瀬地区の7戸が三好町に移住したことが木曽町とみよし市の縁の始まり。
 三岳村と三好町の友好協定は、町村合併により一時白紙に戻ったが平成23年、新たに木曽町と市制施行したみよし市と友好提携及び災害協定を締結。シニアクラブや区長会など住民同士の交流が現在も続いている。
 このような中で昨年は、みよし市議会が木曽町を訪問。限られた時間であったが昼食をはさんで議員同士の意見交換を行い、その後御嶽山ビジターセンターやおもちゃ美術館などを視察していただいた。
 そこで今回はこちらから訪問し、愛知用水関連施設などを視察するとともに、伐期を迎えている「みよし市友好の森」の木材の利活用や住民交流などについて、率直な意見交換を行うことが大きな目的。

調査の概要

 初日には愛知用水総合管理所や愛知池、三好池など牧尾ダムを水源とする木曽川の水を総合的に管理、調整する施設などを視察。木曽の水が知多半島の先端まで水路でつながり、産業の発展と人々の暮らしを支えていることを実感した。
 また、みよし市役所で行われた議員交流会では両議長や小山市長のあいさつ、参加者の自己紹介に続き意見交換が行われた。木曽町議会からは①両議会での今後の交流のあり方②木曽川の上下流での住民同士のつながり③災害時における相互応援に関する協定の確認、などのテーマを掲げ話し合いを実施した。
 また、2日目にはみよし市勤労文化会館・ふるさと会館(カネヨシプレイス)やおかよし交流センターなど市の代表的な施設を見学した。
三好池で担当者から説明を受ける
三好池で担当者から説明を受ける
おかよし交流センターにある木曽町産材で作られたテーブルなどを視察
おかよし交流センターにある木曽町産材で
作られたテーブルなどを視察
まとめ
 今回、公的施設を数か所視察した中で、おかよし交流センターの交流サロンには、木曽町産材で作られたイスやテーブルが置かれ市民に利用されていた。また、壁にはその旨を記したプレートが掲げられており有り難く感じた。
 三岳にある「友好の森」の森林が伐期を迎えていることから今後、これらの材木や未利用材などを町内で加工し、みよし市で活用していただくようなことが考えられないか。また、森林環境譲与税などを活用した取り組みができないかなど、両議会で勉強会やワークショップなどを行いながら、お互いの地域の活性化につながるように具体的な政策提言ができれば、と考えている。