住民の声22
加工場の排水
改修できないか

奥牧 久子さん
奥牧おくまき 久子ひさこさん(75歳・三岳)

切り餅で忙しい奥牧さん
 「初夏の朴葉巻きと年末の切り餅の時期が一年の内で一番忙しい」と、手際よく切り餅を箱詰めする奥牧さん。「地元産のもち米を使った切り餅は柔らかくておいしいと、大変人気があります」と話す。傍らではもち米を蒸す湯気が立ち上がり「ぺったんぺったん」ときねで餅をつく機械の音がにぎわしい。グルメ工房恒例の年末風景だ。切り餅は白を中心に最近は、ヨモギや黒豆、古代米なども作っている。
 この日は切り餅のほかに、弁当も200個余り作った。その数の多さに驚いていると「今日は日曜日だから少ない方。平日は職場から頼まれるので、道の駅に出す分を含めると300個にもなります」とほほ笑んだ。弁当は町内だけでなく王滝や上松へも配達している。
 「グルメは仕事が午前中で終わるので、午後からは自分の家の仕事ができありがたい」と話す奥牧さん。家ではご主人と2人で田んぼ4反5畝、牧草3町歩余りを耕作し、親牛12頭、子牛8頭を飼育するなど大忙しだ。グルメと農業をこなす、今はやりの二刀流だ。
 町に対する要望では「受注する弁当も増え、最近は加工所の排水が思わしくない。早めに改修していただければ」と話す。

回答 要望は承知しており、改修方法を検討している。