情報発信や開かれた議会目指す
議会改革特別委員会に2部会設置


 2年前の木曽町議会議員選挙では投票率が67.83%と過去最低を記録しました。この低い投票率を重く受け止め今日まで議会改革特別委員会では、議会基本条例の制定や通年議会導入、定数と報酬の改定をしてきました。議会力・議員力の向上、情報発信や開かれた議会を目指すとともに、初めて議会モニター制度を導入し、議会傍聴や議会だよりの感想や意見、町民に情報発信をしていただく活動をお願いしています。また、改革委員会はこれから新たに2つの部会を発足させて活動を充実させていきたいと考えています。
情報部会
①SNSなどを含むソーシャルメディアを活用した情報発信の研究と実践。
調査部会
①議会のみえる化に向けて先進事例の調査・研究。
②議会基本条例の点検・見直し。

意見交換が行われたモニター会議
意見交換が行われたモニター会議

議会モニターの皆さんと意見交換

 10月20日に議会モニター会議が開催されました。当日はモニター5名、議員10名が参加し意見が交わされました。主な内容は次の通りです。

 議会のルールなどの情報発信が少ないため町民と議会の距離感を感じる。
 議会報告会や懇談会など町民に分かりやすく伝える必要がある。また、町民が議会に参画する仕組みを考え「議会のみえる化」を進めたい。

 一般質問の仕組み上やむを得ないことだが「台本の読み合わせ」の印象があり、生きた議会と感じられない。
 一般質問は、議員が日常活動で集めた地域課題などを提言している。議員主導による政策論議であり質問趣旨をしっかり伝え、議員、行政側ともに十分に議論を深めるため事前通告制がとられている。現在は一問一答方式の形で行われているが、セレモニー的にならないよう議員の努力や工夫が重要となる。

 質疑応答が同じやり取りで問題を引き延ばしており、町民が本当に困っている問題を解決しようとしていない。
 議会に提案される議案は法律や予算に基づき提案され、議員はさまざまな角度から質問を行う。また議会では議案と関係ないことの質問はできないため議員個人が得た問題や情報などは、直接理事者や担当課に行き対処・要望をしている。

 議員の不祥事や議会の信頼にかかわる事態が起きた時、どういう対応が必要か方法や仕組みを整えておくことが必要ではないか。
 議員の責務やモラルについては、基本的に「議員個人の判断」になるが町や議会の名誉を著しく傷つけた時などの対応について、一定の基準を整える必要があり議会基本条例の見直しなどを検討する。

その他の意見
  • 一般質問の資料についてパネルなどを利用すると分かりやすくなるのでは。
  • 専門用語が多くて理解が困難。用語解説を工夫すれば伝わりやすい。
  • 町民にはいろいろなアイデアや要望がある。若者の意見も大事にしてほしい。