中村博道

中村なかむら 博道ひろみち

地域防災力の強化必要では

危機管理室長 防災士養成の補助金制度考える


 国や県の防災・減災事業補助金の検討や利用をしているか。

建設農林課長 国土強靭化対象事業の橋梁修繕、緊急防災・減災事業債も利用してきた。今後もアンテナを高くして災害に強いインフラ整備を進める。

 大雨による河川氾濫が多く、木曽川以外黒川などの監視カメラ機能が必要では。

危機管理室長 黒川や八沢川などの監視システムを県と研究・協議する。

 災害時大きな力になる町消防団の待遇改善や行事見直しが必要では。

危機管理室長 今議会に条例改正で団員報酬を国基準に引き上げる議案を提出中。訓練や行事については検討していきたい。

 地域防災強化に向けて防災士ネットワークが必要。また防災士養成制度導入の考えは。

危機管理室長 防災士は民間資格で木曽町に現在20名ほどおり、あくまでも自発的な防災ボランティアであるがネットワークが必要との意見もある。来年度に防災士養成の補助金制度を考えている。

 一昨年の8月豪雨は特に黒川沿線で河岸崩壊など被害が出た。工事が長引いたり地元への説明が不十分だったりとの声がある。

建設農林課長 被害が大きく遅延が生じた。町として不信感を持たれないよう今後しっかり説明したい。

 上田線橋と上田栗本線から相撲場前、七笑橋仮橋までの改良整備事業は進んでいるか。

建設農林課長 上田跨線橋は早ければ令和7年度から工事着手したい。上田栗本線は拡幅が難しく新上田跨線橋から国道19号線に接続する方針。原野までの道路は災害時の重要路線だが県道との交差点接続協議などが必要であり関係機関と検討を進めていく。

令和7年度の工事着手を目指す上田跨線橋
令和7年度の工事着手を目指す上田跨線橋