松井淳一

松井まつい 淳一じゅんいち

林業振興のための事業推進を

建設農林課長 来年度から事業化していく


 本年3月に木曽町森づくり基本指針が出されている。指針を明確にし、進むべき方向を示すことは重要である。林業振興を図るためにはそろそろ具体的な行動計画を示し、事業を推進していくことが必要だ。どんな事業をどう進めるのか。

建設農林課長 これまでなかなか手がつけられなかった森林に本格的に手を入れなければならない時期になっている。次年度からは森林政策を推進していく体制の整備を行って進めていきたい。

町長 来年度の当初予算方針で町の総合計画2年目、まち・ひと・しごと創生総合戦略の4つの課題を具体的に取り組んでいく。特にDXの推進と木の産業作りをしっかり推進していくという2項目を最重要課題にして予算編成に取り組んでいる。林業においては川上、川中、川下という3つの領域対策があると思っているが、とりあえず川上の山元をどうするかを来年度以降取り組んでいき、川中、川下の課題解決も進めていく。まずはそのための推進組織を立ち上げるのが重要だ。

 林業事業推進には人材が必要になるが人材育成、能力開発、林業事業体の体制強化についてはどう考えているのか。

建設農林課長 木曽地域には林業専門の学校がある。学生たちの雇用が図られるよう今県が進めているフォレストバレーコンソーシアムがある。連携協力をさせていただき、就労確保に結びつくように取り組んでいく。学卒者以外でも林業の担い手を目指し仕事をしている方、中山間地に来て林業に従事したい方に対し、町が関係した人材派遣会社や、移住交流部門で関連する企業などへのアプローチもできればいいと考えている。

※「DXの推進」「GXのビジョン」については動画をご覧ください。

伐採が行われた森林
伐採が行われた森林