問 今年も夏野菜の収穫期に猿の出没、被害を多く聞いた。有害鳥獣対策事業費、鳥獣害防止対策事業補助金ともに数年、予算額・執行額が変わりない。事業費を増額して猿の生態・行動調査、駆除などに事業費を充てられないか。
建設農林課長 補助金は電気柵等の防除設備や資材購入に充てられている。毎年40件ほどの申請があるが、主に電気柵が中心で被害の未然防止や直接の抑制になっている事例もある。猿は県の特定鳥獣保護管理計画で許可捕獲頭数が決まっている。
大型箱罠増設、侵入防止ネット補助増額、追い払い花火購入支援など、専門機関と相談し来年度の予算要求につなげたい。
問 猿の個体数、個体群の数は変わらないか。
建設農林課長 毎年度、当課の職員、支所の職員で猿の動向調査を行って概ね17個体群、約900頭と把握している。繁殖等により子猿が多くみられ推定で1000頭近いと認識している。
問 7月の獣害対策講習会で生息地管理、個体管理、組織的な追い払い、多重種防護柵(おじろ用心棒)の事例紹介があった。先進事例の取り組みにある捕獲や駆除、啓発を行う予定は。
建設農林課長 講習会と同様な対策を講じることはできないが、地域自治協議会や行政区組集落など組織的に活動する団体があれば、モデル地区を設定し具体的な支援を検討したい。
※そのほか「旧上田小学校の跡地について」質問をしました。詳細については動画をご覧ください。