退職後は地域活動にも取り組み、平成21年から5年間にわたり日義地域協議会長を務めた。中でも忘れられないのが、老朽化した木曽ひよし診療所の建替え。
要望が叶い平成29年、新たに診療所が完成した際の喜びはひとしおだった。
また「支所の火災は一番大変だった」としみじみ語る。新聞やテレビなどマスコミ関係者から追われ、自宅まで押し掛けられたこともあったという。
その他、木曽町全域が「日本で最も美しい村」連合に加盟し、総会などで北海道赤井川村や宮崎県高原町などを訪れたことも貴重な経験になった。
正月恒例の
千村さんの町への要望は、やっぱり木曽ひよし診療所問題。「住民の医療を守るためにも、医師の確保に一層力を入れて取り組んでほしい」。