令和5年度一般会計決算を認定しました!


<決算の認定とは?>

 一会計年度の歳入歳出予算の執行実績(=決算)について、その内容を審議し、適法かつ正当に収入・支出が行われたかどうか確認することです。
 交野市議会では、より慎重に審議できるよう閉会中に委員会を開催して審査した上で、本会議にて認定可否を採決しています。

<本会議(11月28日)での賛成討論の内容>

決算の認定に賛成

 令和5年度は一中校区の学校整備について、施設一体型小中一貫校をベースにせざるを得ないと動き出した年度だった。物価高による約11億円の増額もあったが、国庫補助の増額や仕様変更等により、他校区も含め学校環境を良くする方向で努力いただいた。
 他にも給食費無償化を拡充されたり、保育園の使用済みおむつの持帰りをなくしたり、産後ケアのアウトリーチを始めたりして、きめ細やかな子育て施策に取り組んでいただいた。また、高齢者・障がい者外出支援事業等の拡充により、福祉面の充実も進んだ。
 実質公債費比率や将来負担比率も改善方向であることを評価する。次年度も、みらい学園開校後の諸課題への取組みや、地域公共交通の維持と充実を要望して、決算に賛成する。

 給食無償化は中学3年から小学6年まで実施され、外出支援策もICカードの補助が増額されるなど、市民ニーズに応じた市政運営を評価する。
 施設一体型小中一貫校の附帯決議について、実現に向け取り組んだとのことだが、開校に向けて引き続き取組みを求める。また、グラウンドの拡張について議会への進捗報告を求める。
 最後に、決算審査において市長から看過できない発言があった。1点目は、森林環境譲与税について、「たかだか900万円程度の財源しかない」と発言された。しかし、市は最小の経費で最大の効果を上げなければならず、市民の税金に対し乱暴な表現である。2点目は、「議会に干渉される覚えはない」との発言である。議員は市民の代表として市政のチェック機能を果たすために慎重審議している。市長は考え方を改めるよう強く求める。

 中学校全学年に加えて小学6年生の学校給食費を無償化するなど、子育て支援や教育環境の充実に向けて、取り組まれたことを理解した。しかし、教育環境においては、学校でタブレットの電波が繋がりにくい問題も見受けられるため、さらなる環境整備を求める。
 また、新型コロナの5類移行に伴い、今後も社会経済の活性化が想定されるため、次年度も、より一層の市民サービス向上と健全な市政運営を要望する。

<採決の結果>

賛成14:反対0(議長除く)で、満場一致により認定しました