問 日本一街路樹が美しいといわれる仙台市では、街路樹の強剪定を行わないことはもとより、街路樹ごとにIDを付け、樹種や健康状態などをデータ化して維持管理しています。県においても、街路樹の一本一本を管理し整えていく方式に変えていくことが望ましいと考えますが、いかがですか
答 県では、「花とみどりの三重づくり条例」の制定過程での有識者の意見等を踏まえ、街路樹の強剪定をやめるようにしていきます。今後は、全ての街路樹について1本ごとに健全度を診断し、その結果を基に街路樹台帳を作成し管理することで、街路樹本来の景観向上や環境保全、木陰形成などの機能が将来にわたり発揮され、交通安全等が確保された県民が誇れる街路樹となるよう、計画的な整備や維持管理に努めます。
強剪定(きょうせんてい)
主要な太い枝を短く切り詰めたり、多くの枝葉や芽を切り落としたりするような剪定のこと。一度に大量の枝や芽が落とされると、普通は枝葉を生じない場所から大量に枝葉が出てしまうため見た目も悪く、いびつな樹形となります。また、強剪定を繰り返すことで木が弱り、病気や倒木の原因となります。