住民の声20
観光客らが憩える
場所が欲しい

大屋 正明さん
木下きのした 啓一けいいちさん(78歳・福島)

お好み焼きを作る
木下さん夫婦
 半世紀にわたって本町の雑居ビル2階でスナック「サンマリノ」を経営してきた木下啓一さん(78歳)泰子さん(81歳)夫婦。
 木曽路ブームの頃は、地元客だけでなく観光客も多く、本当ににぎわったという。
 それが近年は、少子化による人口減少やコロナの影響などもあり昨年10月、常連客に惜しまれながら店を閉じた。
 仕事をしない日々がしばらく続いたが「それでもやっぱり働きたい。お客さんと話をしたい」と、中島の自宅の一部を改装して今年1月、お好み焼き店「冨久ふくふく」をオープン。お好み焼き店をやろうと決めてから2人で名古屋をはじめ中津川、松本などを食べ歩き、料理の本を読んで勉強した。
 店は4人掛けのテーブルが2つで、メニューは、お好み焼きを中心に焼きそばやつまみなど。一番のお薦めは、もち・チーズ玉。
 店がオープンして半年余り。サンマリノのなじみ客や啓一さんが長年指導してきた少年野球部の教え子、保護者なども来てくれてにぎわっている。
 町に対しては「もう少し住民や観光客らが憩えるような場所が欲しい」と思っている。

回答 観光客らの憩える場所の必要性は十分承知している。今年度、本庁前に公園整備を計画している。