栩本力

栩本とちもと ちから

姥神峠道路延伸事業の進捗は

建設農林課長 県が事業主体で早期完成を目指す


 国道361号神谷ループ橋地点から姥神峠道路の延伸事業の要望を進めてきた。令和2年7月の豪雨により通行止め5か月、道路の強靭化を図るため事業の継続が決定した。事業化に感謝する。工事の進捗と計画路線を示してほしい。また、工事に当たって課題はあるか。

建設農林課長 姥神峠道路の延伸事業は未整備区間3.5キロについて、神谷地籍から宮ノ原工業団地内を通過し国道19号に接続することが新規に事業化された。地形測量や地質調査、環境調査を実施し、現在は設計等を行っている。併せて日義地区の皆さんに説明会も実施した。計画路線は車道幅員7メートル、全幅員10.5メートル、設計速度80キロで2車線の地域高規格道路となる。トンネル3本、橋が7か所の構造物の多い大規模工事となる。課題としてはトンネル掘削の土砂の発生が約20万立方メートルで、埋設の場所、その利活用と支障移転、補償、工事に伴う許認可など多岐にわたる。

 発生土の埋設箇所は決定しているか。また、利活用は検討しているか。

建設農林課長 確定している場所はない。工事を効率的かつ経済的に行うため日義地区内で候補地を検討している。利活用も今後検討をしたい。


県道開田三岳福島線

 県道開田三岳福島線に架かる白川橋の改良調査は進んでいるか。

建設農林課長 県の事業で老朽化の対策として測量、地質調査を実施した。

 三岳開田高原を結ぶ区間でも狭隘きょうあい箇所があり改良計画は。

建設農林課長 県道関係については引き続き整備が進むよう要望していく。



国道361号姥神峠道路の神谷ループ橋付近
国道361号姥神峠道路の神谷ループ橋付近