問 市街地の活性化なくして、町の発展は考えられないのでは。
町長 商店では後継者を確保できないというのが実態。処方箋もなく難しい課題だが、商工会等と連携して取り組んでいく。
観光商工課長 生活の拠点として役割は大きく、町の発展の全てを担うわけではないが、極めて重要。
問 市街地活性化の今までの取り組みは。
観光商工課長 中心市街地活性化構想を策定し、平成13年から約10年間で、16億4千万円余りの事業を実施した。合併後には木曽福島市街地戦略会議を立ち上げ、市街地グランドデザインを策定。最近ではシャッターアートや木製看板、お試し店舗事業などを実施。
問 今までの事業の成果と課題は。
観光商工課長 市街地9地区で景観形成住民協定を締結。民間主導でTMO・まちづくり木曽福島を設立し、ソフト事業を進めてきた。しかし、人口減少や高齢化、さらに御嶽山噴火やコロナ禍などにより活性化の機運が萎えてしまっている。
問 計画的な市街地活性化の対策を講じる必要があるのでは。
観光商工課長 空き店舗を一つでも開業し、商店街に活気を取り戻すことが第一。人材の招致、育成が急務。
問 安心して楽しくまち歩きができるようにすべき。
観光商工課長 小学校が近いことから、観光面だけでなく総合的に検討したい。
問 本町の崖家造りを活用できないか。
観光商工課長 崖家造りの景観は極めて貴重。また、生活者等に配慮も必要。建物を紹介する形で活用を考えたい。
問 駅坂の空き店舗等を活用できないか。
観光商工課長 創業希望者もいるので、駅前を含め市街地全体で空き店舗を生かす施策、支援策を考えたい。