問 最近、外国人観光客のウォーキングがよく見受けられる。観光による関係人口の増加は町の活性に繋がる。これまでの来訪者の推移と施策は。
観光商工課長 観光局の情報では、外国人観光客の来訪は平成27年頃から始まっており、同年には2221人の宿泊者数が、令和元年には14038人まで増加。コロナ禍の令和2年は217人に減少したが、今年の4月から12月までに2400人の予約がある。創生戦略に基づき平成29年に木曽おんたけ観光局(DМО)を立ち上げ、木曽地域の観光資源を生かした観光対策を打ってきた。DМОは海外の旅行代理店を招待したモニターツアーや海外から直接予約を受けられるシステム構築を行い、新しい顧客獲得を行ってきた。一般的に外国人旅行者は1年も前から予約を行う。DМОはこの確保に努めている。
問 外国人来訪の現象をどう評価しているか。また今後どのような施策を考えているか。
観光商工課長 非常に評価している。課題は中山道を目的とした、今のにぎわいが一時的なブームに終わらないようにすること。木曽町は御嶽山という大きなシンボルがあるので、これを商品化したい。動画配信やWi-Fiの環境整備など進めてきたが、キャッシュレス普及は急務と考えている。
町長 外国人は都市部の観光から日本文化に移っている。来訪者に好印象を持って帰っていただくかが重要。
問 外国人来訪者獲得の政策を持っているか。
町長 現時点では補助金を活用する類の具体的政策は持ってない。
提案 木曽町が高い評価を得るにはおもてなしの心が重要。また海外の方はコミュニケーションを重視する。外国の方々がフレンドリーに会話できる場所(Foreigner Cafe)を町として設けることを提案する。