問 科学技術の発展に伴って科学捜査の重要性はますます大きくなる中、本県の科学捜査研究所は、スペースや安全面など鑑定環境における課題が多いため、今後、鑑定水準の低下を招くのではないかと懸念しています。令和3年度当初予算編成の考え方の中で「鑑定環境の整備を進める」とありますが、どのように科学捜査研究所の鑑定環境を整備していくのかお聞かせ下さい。
答 令和の時代の犯罪対策の鍵は科学捜査であると考えます。科学捜査研究所は機材の増加に伴ってスペースが手狭になり、執務室を実験室に転用するなどして対応してきましたが、鑑定の効率性や安全性の面から限界を迎えています。そこで、できるだけ早期に別庁舎に移せないかと考えており、来年度予算で調査費を要求しているところです。