問 健康寿命の延伸に向けて、健康状態と病気の状態の間にある「未病」という状態にアプローチをしていくことが重要ではないかと思っています。実際、神奈川県では、未病対策にしっかりと取り組んでいます。本県においても、「未病」という概念を健康寿命の延伸に向けた取り組みに活用してはどうかということについて、県の考えをお聞かせください。
答 健康寿命の延伸を実現するためには、病気になってから医療機関を受診するのではなく、その前に疾病の予防や、重症化を防ぐという、「未病」の考え方に基づいた対策が重要であると考えています。今後は、「未病」の考え方に基づいた取り組みを、企業、関係機関・団体、市町と連携しながら進めていきたいと考えております。
未病
未病とは、病気ではないが健康でもない状態のことで、一般社団法人日本未病システム学会では、自覚症状はないが検査結果では異常がある状態と自覚症状はあるが検査では異常がない状態のことを合わせて、未病と定義しています。