問 県は、令和5年度は200名以上の学習指導員を県内市町に配置しています。この指導員について学校の先生からは「非常に助かっており、特に小学校低学年の普通学級で個別に対応が必要な子どもの数が増える中で、子どもに向き合う時間を確保できている」という評価があります。県として、学習指導員の配置を強力に拡充していくことはできないでしょうか。
答 学習指導員の配置は、子どもに対するきめ細かな学習指導・支援のほか、教員の業務軽減や人材育成にもつながっています。令和6年度は、現在の配置の財源としている国の交付金が予算化されないため、現状の配置数を維持することは難しい状況ですが、可能な範囲の配置を継続できるよう努めます。
学習指導員
児童生徒の学習定着度に応じて、きめ細かな指導や少人数指導、学びを保障するための学校教育活動を支援する職員のことです。授業時以外に、放課後の学習指導や宿題の提出確認などを教員の代わりに行うことができ、教員の業務負担軽減につながるほか、指導員が元教員である場合には、授業で気づいたことを若手教員などへアドバイスをすることで人材育成につながります。