交野市は、第一中学校区の3校(交野小・長宝寺小・第一中)を統廃合する施設一体型小中一貫校建設を進めてきた。しかし、千人以上の児童生徒が一つの学校に9年間通う計画であり、次の様な否定的な影響が危惧される。
- 1人当たりのグラウンド面積が大きく減るため、遊びや運動、クラブ活動に制約がかかる。
- 教員の目が子ども一人一人に行き届きにくく、きめ細かい対応が不十分となる。
- 小学校高学年のリーダー性の成長が阻害される。
- 小中の授業時間の違いから、さまざまな調整や制限が生じ、子どもたちのストレスや疲労感が増す。
- 災害時のスムーズな避難が心配される。
交野小はすでに解体されたが、昨年の市長選挙で「小中別々に整備」を公約に掲げた山本景氏が当選した。これを機に、市議会に対し、「交野市は、一中校区の施設一体型小中一貫校建設を見直し、小中別々に整備すること」を求める。
→採決の結果、不採択となりました。