請願の要旨(一部要約)


請願第1号 星田西第1地区のまちづくりの推進を求める請願

 平成28年12月19日に都市計画決定告示が為されている星田西第1地区の地区計画によるまちづくりについて、早期実現を求める。
 現在、都市計画決定区域内において、告示日以降、当該計画への新たな参加希望者の出現等、年月の経過にともない状況の変化が生じ、地区計画に基づく事業遂行が困難な状況となっていることから、交野市の『市街化調整区域における地区計画のガイドライン』別図1の対象区域内における当該地区計画の変更を含め、当該計画のまちづくりの早期実現を期待し、この請願を行う。
 推進を求める地区計画によるまちづくりは、市の都市計画審議会の諮問を経て決定されたものであることのみならず、良好な居住環境の整備をするため、自然環境と調和した緑とうるおいのある住宅地区として、ふさわしい環境を形成し、維持、保全することを目標としたものであり、魅力あるまちづくりとして、ガイドラインが求める種々の基準等を審査によってクリアしたとして市に提案が採用されたものであり、極めて公共性の高い都市計画である。
 現在、当該計画のまちづくりの実現による当該地区周辺の住民生活の利便性及び地域防災面での安全性の向上などが期待されているところ、すでに都市計画決定がなされた以上、個別的な事情による状況変化よりも「まちづくり」という公益的な視点からの要請として、その推進に向け、停滞する状況を放置することなく、対象区域内における当該地区計画の変更などを含めた対策を検討するなど、市にでき得る限りの方策をもって当該計画を推進し、まちづくりの速やかな実現を当該計画の周辺住民を代表して求める。

・・・採   択・・・


請願第2号 星田北エリアの内、星田北地区を「人が集まり活気のあるまち」にし、駅北地区で、星田高田線を存続させることを求める請願

 現在、星田北エリアにおいて、星田北地区と駅北地区で土地区画整理を用いたまちづくりが行われている。
 しかし、星田北地区では、当初言われていた「にぎわいのあるまちづくり」「コンパクトシティのリーディングゾーン」とはほど遠く、誘致されたのは運輸企業で、倉庫のまちになろうとしている。倉庫のまちになると、昼夜24時間大型・小型トラックが行きかい、全国各地でも騒音・振動・排気ガス・長時間駐車の問題が発生、近隣住民に迷惑をかける事態がおこっており、とても「人が集まり活気のあるまち」とは言えない。星田駅から約400mしか離れておらず、しかも住宅地の近隣に倉庫誘致はふさわしくない。藤が尾地区では既に商業施設など「人が集まり活気のあるまち」が始まっている。星田北地区を「人が集まり活気のあるまち」にすることを求める。
 さらに、駅北地区では、朝夕に多くの市民が通勤・通学などに使っている市道星田高田線が、途中で車の通れない廃道にされようとしている。廃道になって心ならずも立ち退きを迫られている星田高田線沿道の住民がいる。実際、星田北地区では、星田高田線の存続が決まっている。「駅北地区」でも、星田高田線を存続させることを求める。
 また、星田高田線を廃道にしてすぐ西側に新道星田駅前線をつくり、枚方市内に延長したその建設費用まで交野市が負担するとしている。結果、交野市の負担は30億円にまで膨れ上がろうとしている。交野市は、多額の市債が残っており、更なる30億円以上の負担は市民生活を圧迫するものとなる。また市費30億円の9割が市債による借金とすることは将来世代に負担を残すことになり、市民負担を減らすべきである。

・・・不 採 択・・・