問 先日、病気で視力を失った男性が、バス通勤の際に地元の小学生たちに11年間にわたって支えられたという「小さい手のリレー」と呼ばれる話を目にしました。道徳教育においては、自分で考える力、心や人間力を育てる教育を大事にしていただきたいと感じるものでした。そこで、県が進める道徳教育について伺います。
答 小中学校の道徳教育では、学級でのグループ活動や幼児や高齢者など多様な人々と触れ合う機会を増やし、その体験を生かし深く考える授業を通して、他者を思いやる心の育成を図っています。今後も、相手の気持ちを想像し、その人の置かれた状況に心を配れる人間性や、他者とともによりよく生きるための基盤となる道徳性が育まれるよう、市町と連携して取り組んでいきます。