問 私は日ごろから、「防災の本質は予防にある」と考えています。11月に熊本県で、熊本地震における災害対応の話を聞き、この考えを再確認しました。「行政は住民を災いなき地におき、災いの前に逃す。住民は、疑わしきを察し、災いの前に逃れる。これを忘れたときに人命は奪われる。」すなわち、「予防に勝る対策なし」です。そこで、知事の防災に対する考えをお聞かせください。
答 現場主義を心がけ、県内外の被災地に赴き、対策を検討してきました。予防意識を醸成するため、伊勢湾台風60年関連事業を開催したほか、応急期、復旧・復興期に備えた事前対策にも取り組んでいます。今後も自助、共助、公助の力を結集し、「防災の日常化」の定着に向け、対策の強化を図ります。