問 ユネスコ無形文化遺産「山[やま]・鉾[ほこ]・屋台行事[やたいぎょうじ]」に三重県の3つの行事が同時に登録されました。熊野参詣道が世界文化遺産に登録され有名になった例もあり、伊勢志摩サミットの成功をチャンスと捉える三重県にとって、この3行事の無形文化遺産登録は更なるチャンスの到来だと思います。今回の決定について、知事の所感を聞かせてください。
答 行事の保存会や関係者の皆さんに心からお祝いを申し上げます。今回の登録は、高齢化により地域の伝統行事の存続が厳しくなる中で、世代を超えて伝承していただいた地域の皆さんのおかげだと思っています。保存会の方や関係市と、今後の取り組みを一緒に考えていきたいと思います。
・ユネスコ無形文化遺産
儀式及び祭礼行事や芸能など、無形の文化遺産の保護を目的とした、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)事業の一つです。今回登録が決定した「山・鉾・屋台行事」のほかに、国内で登録されているものとして「歌舞伎」「和紙」等があります。