令和6年度一般会計予算を可決しました!


<予算とは?>

 一会計年度における市の収入・支出の見積もりのことです。また、併せて、将来数年間にわたり金銭債務を負担する行為等についても見積もりをします。予算は市長が作成して議会に提出し、議会で可決されることにより成立します。

<本会議(3月27日)での賛成討論の内容>

予算案に賛成

 産後ケアの拡大、小学1年生の30人以下学級の開始、プラネタリウムの活用、福祉サービスの拡充など、幅広い市民要望や教育環境の改善を取り入れ、細かな声をしっかりと形にする良い予算編成であると評価し、賛成する。
 一方で、災害用トイレトラック等の購入や地域防災拠点の整備、JR新駅を含む寺・向井田のまちづくりは、進め方に課題があり、慎重な検討と議会・市民への説明を要望する。また、地域公共交通の実証運行は、一歩前進したと受け止めるが、山手地域の課題解消を要望する。

 土地開発公社の負債処理や四交組合の分担金が続く中、施設一体型小中一貫校の整備をしているため、多額の事業費を計上し、多額の基金を取り崩してしまっているが、現時点の最大限の創意工夫をこらした予算編成であると評価している。
 基金運用で年1億円以上の利息収入を得ていることや、緊急防災・減災事業債を活用して土地開発公社の土地を買戻し、防災拠点を整備することは、特に評価する。
 その他、全体として、これまで手付かずだった事業も含めて予算計上されており、6年度予算を契機にさらなる市政の発展につながることを期待し、賛成する。

 令和7年開校予定の交野みらい学園整備にかかる予算や、新庁舎整備がとん挫し懸念されていた市役所本庁舎の耐震・設備改修にかかる予算が計上されており、賛成すべき内容である。
 他にも、学校屋内運動場の空調整備、小学1年生の30人以下学級の実施、交通系ICカード等運賃補助事業におけるタクシー利用券の追加、重度障がい者施設の誘致に向けた事業なども予算に計上していただいている。
 また、緊急防災・減災事業債を活用し、土地開発公社の土地を転換して、避難場所となる防災拠点を整備する発想は、大いに評価する。

 災害対策として、市役所本庁舎の耐震化設計の着手、避難所となる体育館のエアコン設置や、トイレトラックの配備。教育では、学校トイレの大規模改修や、小学1年生の30人以下学級、フリースペースの日数拡充、放課後児童会の増設、青年の家のエレベータ設置。また、外出支援策の対象拡大や、北部地域巡回バスの実証運行を実施すること。以上のように、防災・教育・福祉・外出支援など市民のニーズに応える多くの施策が着実に進められることを歓迎し、賛成する。
 一方で、防災拠点の整備事業、新駅の設置可能性の検討、行政運営の進め方については慎重な検討を、また、ハラスメントのない職場づくりを求める。

 交野みらい学園整備、高齢者・障がい者のバス・タクシー乗車支援、消防・救急車両の買い替えなど、これまで市が進めてきた施策・事業を前進、拡充するものであり、大筋において賛成できる。
 一方で、防災関係に多額の予算が計上されており、有利な起債を活用するとは言え、市の負担もある。また、交野市に必要かつ有効な内容であるか疑問が残る。
 その他、公共施設のLED化、寺作業所跡地の活用、体育館の空調設備などを含め、まちづくりのビジョンや主要な事業についての説明が極めて不十分であった。今後、議会にしっかりと状況を示しながら予算執行することを強く求める。

 交付金等を有効活用し、財源確保を目指していること、また、会派で要望した事業に予算が充てられており感謝する。特に重症心身障がい児(者)の施設整備を評価しており、障がい福祉サービスの充実が期待される。
 一方で、DXの推進は不十分である。また、AIシャワートラックの検討内容など、議会への説明が不十分であった。議会への提案に至る経過も含め、内容が十分に把握できる丁寧な資料や事前説明を求め、賛成する。

<採決の結果>

賛成14:反対0(議長除く)で満場一致により可決しました