新人議員研修~琵琶湖の畔にて~

平野悠介

 研修『新人議員のための地方自治の基本』受講のため、11月16日~27日の日程で出張してきました。研修は滋賀にある全国市町村国際文化研修所(JIAM)が主催、18日から20日までの3日間、北海道から沖縄まで全国の町村議員120名が集まりました。新人議員が対象とは言え、当選後3年目の方やJIAMでの研修は7回目という方もおり様々な刺激を頂きました。同年代の交流もあり、各地域の取り組みの情報交換に繋がりました。充実した3日間でしたが、特に、吉田利宏元衆議院法制局参事による『条例と政策の審査・立案』の講習では、条文の構成や文言が持つ意味を考え、講義後のワークショップでは課題の条例策定を1チーム6名で議論して作成、その条文の意図の発表を行いました。他チームの考え方も知ることで決定までのプロセスの違いや着目点の違いなど、様々な視点を知る良い経験となりました。また、参議院の「政治改革に関する特別員会」に参考人として意見を述べた大山礼子名誉教授(駒沢大学)の講義では、女性の議会参画に触れられました。女性枠を作るクォーター制は憲法上不可能とのお話でしたが、1回の投票で複数人に投票する制限連記制は可能との話もあり、今後の可能性を感じる内容でした。今回の研修での内容を今後の活動に活かしていきたいと思います。