新斎苑事業用地取得に係る住民訴訟において、市長である仲川氏個人と元地権者に対し不動産鑑定価格を超えた額約1億1600万円に利息を合わせた額を連帯して支払うよう請求することを市に命じた大阪高裁判決が確定したことを受け、市は、債務者である仲川氏らに対し損害賠償請求を行ったところ、期限までに支払いがなかったことから、債務者に対する訴訟を提起していました。
この訴訟において、債務者がそれぞれ解決金3000万円を支払うと共に、市は残りの請求を放棄するという内容の和解案が奈良地裁から示されたことにより、和解議案を審議するため、5月1日から10日までを会期とした5月臨時会が開かれました。
5月2日に本会議を開き議員7人が議案に対する質疑を行った後、12人の委員で構成する議案審査特別委員会を設置し、議案及び議案に関連する請願を併せて付託しました。
委員長 森田 一成
副委員長 早田 哲朗
委員 榎本 博一
岡田 浩徳
山出 哲史
阪本 美知子
山本 憲宥
大西 淳文
松石 聖一
井上 昌弘
北村 拓哉
森岡 弘之
委員会は、2日に資料を要求し、9日に審査を行いました。
委員会での採決の結果、議案は原案どおり可決すべきものと決定しましたが、10日の本会議では議案に対する賛否が同数となり、議長の裁決により原案どおり可決しました。
令和5年5月臨時会で提出され、議案審査特別委員会へ付託した次の請願について、委員会における審査の結果、不採択とすべきものと決定し、本会議でも不採択と決しました。
▽奈良市新斎苑用地取得に係る損害賠償請求事件に関する奈良地方裁判所の和解案の否決を求める請願書
厚井 弘志 氏 他1人