日頃より市民の皆様には、市議会に対しまして、深いご理解とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。
　私どもは、このたびの八月臨時会におきまして、奈良市議会の議長及び副議長に就任いたしました。
　二元代表制の一翼を担う議会の役割がより一層大きくなる中で、その責任の重大さを痛感するとともに、奈良市議会の伝統と歴史を守りながらも、柔軟かつ、公明正大な議会運営を全うする決意でございます。
　さて、我が国は現在、世界有数の高齢化大国であり、医療や介護など社会保障関係費は年々増加し、緊迫した財政状況となっております。本市もその例に漏れず、厳しい財政状況の中で、社会福祉施策はもとより、目まぐるしく変化していく時代の流れに沿った政策が求められております。こうした中、市議会におきましては、市政における監視能力を高め、適切な議案審議を行うことはもとより、時代に調和する政策立案・提言を積極的に行うなど、奮励努力していくべきだと考えております。
　今後とも奈良市の更なる発展と市民福祉の向上を目指し、皆様からの声に耳を傾け、その声を市政に反映出来るよう議員一丸となって誠心誠意取り組む所存でございますので、格段のご理解とご協力を賜りますよう心からお願い申し上げまして、就任のごあいさつといたします。