中嶋　年規

問　国は、漁村ならではの地域資源の価値や魅力を生かした「海業」の振興により雇用機会確保と所得向上を図っています。県は今年度、「三重県水産業及び漁村の振興に関する基本計画」の次期計画の策定を進めていますが、「海業」の振興についてどのように取り組むのか、お聞かせください。

答　次期計画では「海業」を新たに位置付け、現在も実施している現場のニーズに対応した普及指導員のサポートに加え、海業の展開に必要な調査や販路開拓等への支援、漁港施設の利活用に向けた環境整備など、国の事業も活用しながらソフト・ハード両面で支援し、活力ある漁村の構築に向けた取り組みを加速化します。今後も、漁村における所得の向上や雇用機会の確保を図るため、海業を推進し、漁村の活力向上につなげていきます。

その他の質問事項
〇能登半島地震の教訓を踏まえた取り組み
〇物価高騰、人材不足など喫緊の課題への対応を速やかに　ほか

用語解説

海業（うみぎょう）
　海や漁村の地域資源の価値や魅力を活用する事業であって、国内外からの多様なニーズに応えることにより、地域のにぎわいや所得と雇用を生み出すことが期待されるもののことです。

---

（動画をホームページで見る）