問 新型コロナウイルスに対するレプリコンワクチンは、開発国や治験を行った国を含め、他国では承認されていません。しかし日本は、安全性に警鐘を鳴らす多くの専門家がいるにもかかわらず承認し、10月から定期接種が行われます。レプリコンワクチンについて、県の所見を伺います。
答 レプリコンワクチンの安全性については、PMDAの審査報告書において、国内外の臨床試験の成績を評価した結果、承認済みのメッセンジャーRNAワクチンと比べて副反応等について種類や発現割合に大きな差異は無く、「18歳以上の者における本剤の安全性については忍容可能」と評価されています。県としては、国の評価や動向を踏まえ、予防接種の円滑な実施に向けて、市町を支援していきます。
レプリコンワクチン
接種後にメッセンジャーRNAが一定期間複製され、持続的にウイルスに対する抗体がつくられるため、少ない接種量でワクチンの効果が長く続くことが期待される次世代メッセンジャーRNAワクチンのことです。
PMDA
独立行政法人医薬品医療機器総合機構の略。医薬品などの健康被害の救済、承認審査、安全対策を担う公的機関のことです。