問 奈良県五條市において整備が進められている大規模広域防災拠点は、南海トラフ地震等の大規模災害に備え、奈良県のみならず紀伊半島エリアを広くカバーする方針のようです。三重県の沿岸部からこの防災拠点につながる道路を一本でも多く確保するべきだと考えますが、尾鷲市から奈良へ続く国道425号の道路改良の必要性について、県の考えをお聞かせください。
答 国道425号の尾鷲北ICから奈良県境までの区間は「三重県広域受援計画」等の対象に指定されていませんが、大規模災害発生時における多重性、代替性の確保の観点から、重要な道路です。今年度は3箇所で災害防除施設工事を実施しており、今後も、対策が必要な残り49箇所の整備を進めていきます。
三重県広域受援計画
南海トラフ地震等の大規模災害時に、迅速かつ的確に応急対策活動を実施するとともに、国、他都道府県、関係機関等の応援を円滑に受け入れ、効果的な被災者支援につなげることを目的に、平成30年3月に策定した計画のことです。