問 食品関連事業者とフードバンク等の支援団体とのマッチングを行う「三重県食品提供システム」、通称「みえ~る」が令和3 年7 月から運用されています。このようなシステムは都道府県レベルでは全国で2番目の導入であり、食品ロスの削減に向けて環境行政と福祉が連携したすばらしい取り組みだと思います。この取り組みの現状と今後の展望についてお聞かせください。
答 令和4年5月末までに、55事業所が「みえ~る」に参加登録され、193件のマッチングが成立し、約5.3トンの食品がフードバンク活動団体等に提供されました。今後も参加者からの意見等を踏まえた取り組みを進めるとともに、参加者の拡大などに努め、食品ロス削減と生活困窮者支援の輪が広がるように取り組んでいきます。
フードバンク
包装の破損など、食品の品質には問題ないが通常の販売が困難な食品を企業から無償で譲り受けて、生活困窮者や福祉施設等へ無償で提供する活動のことです。
フェーズフリー
「ふだんから使っているものやサービスを非常時にも役立てることができる」という考え方のことです。