聟島列島でのアホウドリ増殖事業、今年はコロニー作成から9年目です。過去の鳥島でのデータではコロニー形成から11年ほどで等比級数的に数が増えていることが示されていました。データ通りであれば、あと数年で爆発的に増え始める時期に差し掛かっており、重要な過渡期にあると感じました。特に、2021年に尖閣諸島の個体群と鳥島の個体群は別種であることが示され、尖閣諸島の個体群はセンカクアホウドリとして分類されました。そのため、鳥島個体群の絶滅危機回避ため、聟島繁殖地の重要性が更に増した所です。観光資源としての可能性も高く、アホウドリ観察ツアーも生まれるかもしれません。今後の動向に注目したいですね。