稲垣勇

稲垣 勇

オガサワラオオコウモリによる農作物の被害状況は
産業観光課長・・・母島において生息数が急増。農業被害が顕在化している。
いつまでも住み続けたい島に

 母島の農業者は、トマト・パッションフルーツ・青レモンの栽培を主軸にしている。昨年度以降の被害の状況とその対策について伺う。

 母島に於いてオオコウモリの生息数が急増し、農業被害が顕在化している。昨年度は、緊急対策としてNPO法人や農協職員、環境省、東京都、村職員による、夜間パトロールを農業者とともに実施し、一定の防止効果があったと認識している。今年度は食害対策業務を農協に委託し、NPO法人の協力を得て、夜間のパトロール及び追い払いを実施した。

 今後の対策はどのように考えているのか伺う。

 食害防止対策として、硬質樹脂製ネットの防除施設整備が有効と考えるが、文化庁の予算など、都と農協とも協議を進めていきたい。

画像:硬質樹脂製ネットの防除施設