問 町内には希少野生動植物(無脊椎動物)、いわゆる貴重な昆虫類がいると思うが把握しているか。
環境水道課長 開田高原末川の地域個体群指定の蝶、チャマダラセセリなど多くの希少野生動植物がいることは承知している。
問 チャマダラセセリについては、民間グループなどで保護活動を行っているが、その取り組み状況は。
環境水道課長 木曽町環境協議会や他の団体、地域住民の協力により毎年春の野焼きや草刈り、現地のパトロールなどを実施している。保護のため地主の協力のもとに立ち入り禁止看板も設置している。
問 準絶滅危惧種に指定されているギフチョウの保護について、どう考えるか。
環境水道課長 チャマダラセセリと同様に生息が特定された地域があれば、保存活動等を検討する必要があると思う。町と環境協議会では毎年きそネイチャーマイスター養成講座を開くなどして、多くの方に希少野生動植物(無脊椎動物)の保護について理解していただく機会を作っている。
問 ギフチョウが生息している県内の飯田市や白馬村、小谷村などと同様に町の天然記念物に指定し、文化財保護条例を制定するなどして保護していく考えはないか。
生涯学習課長 条例化によって保護活動への関心が高まる期待がある一方で、一市町村が指定することで他の自治体に収集家が押し寄せてしまうなどの影響も考えられる。住民から強い要望があれば検討したいと思うが、慎重な判断が必要と考える。
問 行政と地域が一体となって保護活動を推進すべきでは。
環境水道課長 環境協議会や地域の方々の意見を伺い、必要とされる対応をしていきたい。