上田とめ子

上田うえだ とめ


高齢者への除雪支援を

保健福祉課長 社協と連携し検討したい


 福祉商品券が配布されたが、支援対象とならない方もいる。大桑村では非課税世帯に対し1万円の福祉灯油券に加え、全世帯にも1万円の福祉灯油券を配布している。町も支援の範囲を拡大すべきである。全世帯に支援した場合の予算はいくらか。

保健福祉課長 4800世帯で5000円の場合は2400万円、1万円の場合は4800万円となる。

 温暖化の影響により降雪が多かったが、除雪の問題は喫緊の課題である。特に高齢世帯などへの対策が求められる。社協が窓口になって連携しながら有償ボランティアを募り仕組みづくりをすべきである。

保健福祉課長 軽度生活支援事業で、高齢者世帯に年1万円のチケットが配布されており7名が雪かきの依頼を行った。暮らしの支援事業は、活動ができていない。社協と連携しながら、活動の見直しや周知方法を検討したい。

 生活道路の除雪の後に残る「置き雪」は住民の方が苦労されている。住民の負担を軽くする対策が必要である。

建設農林課長 生活道路と交通確保を優先してしまうのが現状である。業者との話し合いで住民負担を軽くするよう研究したい。


農林業の位置づけは

 農林業は新年度予算の重点施策に位置付けているか。

町長 大きな課題としては、災害復興とコロナ対策であり、町の経済の立て直しも大事である。農林業についても課題であり、職員の考えを引き出しながら知恵を結集してやっていきたい。

 木曽町は高齢化率43%である。国が高齢者施策を後退させている中で、国の防波堤の役割を果たす自治体としての高齢者対策は重要であるがどうか。

町長 出生が町全体で40人と危機的な状況である。少子化対策をすることが高齢者対策にもつながると考える。地域で支えあって暮らし続ける、そういうあり方を大切にしたい。