問 市長は重点的に取り組む施策として、安全・安心なまちづくりを進めると言っておられますが、本年6月の大阪北部地震や台風21号を初め、相次ぐ台風の襲来を踏まえて、どのように取り組もうとされているのか、市長の思いをお聞かせください。
答 このたびの地震や台風での対応を振り返りますと、まず突発型災害である大阪北部地震では、住宅の一部損壊などの被害は生じましたが、人命にかかわる甚大な被害には至りませんでしたので、市が実施すべき優先施策として、通行人への事故対策はもとより、救急車、工事車両などの緊急車両の通行確保が、救命やいち早い復旧につながるとの考えから、個人所有のブロック塀への補助事業を実施したところでございます。また、進行型災害である台風においては、早目の避難情報を出すのは、命の危険という万一の場合を考えてのこと、また行政の取り組みをご理解いただき、空振り覚悟で避難行動をとっていただきたいという思いからであります。今後も起こるであろう想定できないような自然災害への対応は大きな課題であると認識し自助・共助・公助の連携に取り組んでまいります。
問 暮らしの安全・安心を守る拠点として、庁舎整備に本格的に着手していくと述べられておられます。庁舎の役割とは何なのか、庁舎のあり方というものをどのように考えておられるのかをお聞かせください。
答 市役所は行政機能の拠点であり、行政サービスの拠点でありますので、手続や相談に訪れる方々はもちろんのこと、いざというときに必要な機能を発揮する場であることだと思います。特に、熊本地震における庁舎損壊という事例を目の当たりにいたしますと、まさに本庁舎が生命、財産を守る防災マネジメントの拠点として、有事の際には機能を発揮することができることが非常に重要であると痛感したところでございます。また、これからの公共施設には、さまざまな活動をされる団体が、公共スペースを活用して、まちを支えていくことができるように、活動スペースを確保していくことも 重要であると考えております。
魅力あるまちづくり、高齢者対策、人材育成・組織力強化について など