問 令和5年度当初予算の主要な施策項目に、「地域脱炭素移行・再エネ推進交付金(重点対策加速化事業)」という国の交付金を活用して実施する「本庁舎ZEB(ゼブ)化改修工事」の事業が挙げられていたものの、9年度までの5か年全体の枠組みに対する具体的な説明が議会になされていなかった。数年前に三十数億円をかけた本庁舎耐震化工事がようやく終わったところなのに、次年度から更に工事費20億円を費やしてZEB化改修工事を行う必要があるのか。
真銅副市長 カーボンニュートラルに向けた市の具体的な取り組みとして、4年度から交付金事業の検討を行い、5年度に採択された。本庁舎のZEB化改修事業については、カーボンニュートラルの実現に向けて、公共施設において率先して省エネ・再エネを導入することなどにより、脱炭素化を目指す動きを示すことが必要と考える。
本庁舎のZEB化を達成することにより、温室効果ガス排出量の削減見込み量も大きく期待できる。改修工事費約20億円のうち、重点加速化事業による国の交付金の額を約8億円と見込んでおり、光熱水費のコスト削減効果も踏まえた上で本事業を進めていく。
〈他の質問項目〉
・重点対策加速化事業の事業計画について
・本庁舎ZEB化改修工事の全体スケジュールについて