藤根　正典

問　黒潮大蛇行による英虞湾・熊野灘の海水温の上昇により、アコヤガイやカキのへい死、のりの生産量減少、魚病被害の増加など、三重県の養殖業は大きな影響を受けています。黒潮の流れを人の手で変えることはできませんので、水産物の安定供給のためには、水産養殖業において適応策を進めていく必要があるのではないでしょうか。県の取り組みをお聞かせください。

答　県の水産研究所が中心となり、養殖管理の参考となる漁場環境の情報提供や、養殖種類ごとの課題に応じた対策を進めています。令和６年度は、魚類養殖における高水温での病気のリスクを低減するため、新たに、深い水深での生産試験を開始するなど、高水温化に適応した養殖業の実現に向けた取り組みを進めます。

その他の質問事項
○三重県災害時学校支援チームについて
○緊急輸送道路等兼管理道路の災害時に対応する改修・整備について　ほか


用語解説

三重県災害時学校支援チーム
　県内外の大規模災害の際に、学校の早期復旧を支援するため設置されたチームのこと。災害時の学校運営や児童生徒の心のケアなど、専門的な知識や実践的な対応能力を備えた教職員が登録しています。

---

（動画をホームページで見る）