問 民間の調査において、2040年には三重県全体で21万人分の労働力が不足するとの結果がでているように、今後、人口減少に加えて高齢化率も跳ね上がることで生産年齢人口が減少し、人材不足が顕在化する可能性があります。高齢化の進行は、医療・介護サービスの需要拡大、高齢者の健康や福祉を支えるための施策やインフラの拡充が必要となります。避けて通ることのできない「はちがけ社会」における労働力不足に対して、知事の考えをお聞かせください。
答 生産年齢人口が現在の8割を切ると想定される2040年においても県の活力を維持するためには、人口減少対策とあわせて人材確保対策をしっかりと行う必要があります。人口減少対策を適切に実施するとともに、人材確保対策では、女性や高齢者が働きやすい環境整備や、新しい技術を導入することによる生産性の向上など、三重県全体、多くの業種で人材が確保できるように社会の状況変化を見ながら適切な対応を進めます。
はちがけ社会
高齢化の進行で働き手の中心である現役世代が今の8割になり、今までの当たり前が通用しなくなる2040年の社会を表現した造語。