問 令和5年の黒ノリの漁期がこれから本格的に始まります。県は色落ち対策として、短期的には栄養塩類を漁場等に直接供給する「施肥」に取り組んでおり、中長期的には流域下水処理場の栄養塩類管理運転に取り組んでいます。栄養塩類管理運転は今後の黒ノリ養殖の振興に欠かせない取り組みだと思いますが、その効果検証の進め方について、県の考えをお聞かせください。
答 県内にある流域下水処理場のうち2箇所の周辺海域において、栄養塩類の濃度などのデータを収集しています。このデータをもとに、令和6年度から8年度にかけて、黒ノリへの影響をシミュレーション解析により推定し、今後の管理運転の在り方を検討する予定です。引き続き、あらゆる対策を通じて、黒ノリの生産の安定化を図ります。