問 新型コロナ患者が呼吸困難になったときに、ECMO(エクモ)と呼ばれる体外式膜型人工肺を使うと約7割の方が助かるというデータがあります。新型コロナウイルス感染症の感染拡大から千日以上がたつ中、県内に5台あるECMOの、これまでの使用実績を伺います。また、使用実績が少ないのであればその理由をお聞かせください。
答 県内のECMOによる治療実績は計5例です。ECMOによる治療は合併症を生じる可能性が高く、一般的に高齢者などは適用外とされています。死亡者数が大幅に増加したオミクロン株流行後の県の死亡者数は、90%以上が高齢者であり、ECMOの使用に至らなかったことが使用実績が少ない原因だと考えています。