問 現在の社会は人口増を前提にシステムが構築されており、これを人口減が前提の社会に変えるためには、産業構造はもとより、行政サービスや公共交通、社会保障や外国人との共生の在り方などを再構築する必要があります。現在県が進めている自然減・社会減に対応するための人口減少対策をより充実させることも重要ですが、人口減に適応できる30年後の将来像を描き、県民に示す必要があるのではないでしょうか。知事の所見を伺います。
答 将来像を明確に示すことは困難ですが、情緒的な将来像ではなくデータに基づいた対策を示すために「人口減少対策方針」を策定しました。今後は、毎年の計画を作って取り組むことでデータが蓄積し、一定の将来像が描けると考えています。
人口減少社会に対応するための特効薬はなく、地道な取り組みが必要です。県民の皆さんが幸福を感じて生き生きと生活できる三重県にするために、さまざまな主体と連携しながら人口減少対策を講じていきます。