問 リニア中央新幹線の工事が進む中で、さまざまな心配事があります。湧き水・水枯れなどの自然環境破壊や景観破壊、大深度地下工事の危険性、そして、膨大な電力消費によるCO2の排出です。在来線と比べて約4倍のCO2排出量ともいわれており、世界的なカーボンゼロへの流れや県の方針から外れるものではないかと思いますが、知事の考えをお聞かせください。
答 リニア中央新幹線の東京・大阪間のCO2排出量は、東海道新幹線のぞみの約4倍ですが、速度域の近い航空機の約3分の1で化石燃料依存度も低いといわれており、今後、自然再生エネルギー使用によるCO2排出量抑制も考えられます。リニア中央新幹線は三重県の発展に欠かせない重要な社会基盤ですので、一日も早い全線開業に向けてしっかりと協力してまいります。