問 1978年頃に全国に約9千人いた海女は年々減少し、そのおよそ半数を占めていた鳥羽市・志摩市の海女も最近では7百人くらいになったと言われています。海女漁は数千年に渡って連綿と受け継がれてきましたが、後継者不足や高齢化、海の環境の変化など多くの課題を抱えています。そこで、海女漁のさらなる振興策について、県の考えをお聞かせください。
答 海女漁業の重要な漁獲物であるアワビの漁獲量は大幅に減少しており、県は資源増殖に向け、種苗放流への支援やアワビの餌場となる藻場の造成、放流漁場造成技術の開発などに取り組んでいます。海女漁業を次世代に継承するため、今後も引き続きアワビの資源増殖に向け関係者と一体となって取り組んでいきます。