問 労働政策研究・研修機構が昨年12月に発表した「新型コロナウイルス感染症のひとり親家庭への影響に関する緊急調査」では、年末に向け苦しいとの回答は60・8%でした。私は昨年3月からひとり親家庭へのフードパントリーに参加していますが、支援回数や人数の増加からより厳しさが増していると感じています。そこで県のひとり親家庭に対する支援や実態把握についてお聞かせください。
答 ひとり親家庭の生活実態を受け、食の支援や居場所づくり等を行う民間の取り組みを支援する補助制度を創設しました。そのほか、給付金や貸付金等の支援も行い、民間団体や相談窓口を通じてひとり親家庭の実態把握に努めてきました。今後の状況変化に応じて定量的な実態把握についても検討していきます。
フードパントリー
生活困窮者やひとり親家庭など、何らかの理由で生活に困っている人へ食品を無料提供する活動のことです。