問 令和2年11月14日、建立55周年を迎えた沖縄の「三重の塔」における三重県遺族会主催の慰霊式に参加した際、遺族会の皆さまから、高齢化により慰霊式を続けていけないという声を伺いました。「三重の塔」は、先の大戦中に沖縄や南方諸地域等で犠牲になられた本県出身者約5万3千柱をお祀りする慰霊塔です。建立趣旨や慰霊式継続の意義を鑑みると主催を三重県とすべきと考えますが、知事の考えをお聞かせください。
答 「三重の塔」は県民からの募金と県および市町村の出資により昭和40年に建立され、県が所有・管理しています。塔での慰霊式は県遺族会の主催で昭和53年度以降ほぼ毎年開催されてきましたが、県遺族会から県へ慰霊式主催も含めた運営への支援が求められてきました。私たちには戦争の悲惨さと平和の尊さを次世代へ継承していくため慰霊式を継続していく責務があり、令和3年度から県主催で開催することといたします。